アメリカ・州ごとの寿命が教えてくれること

つよくあかるくたくましく生きる人の心と体の糧となる情報を発信している Go Feisty! 今回は、アメリカ人の州ごとの寿命について耳にしたことをお伝えします。

経済・テクノロジーで世界のリーダーとして君臨するアメリカですが、世界中の英語圏の国の中で寿命が一番短いらしいです。2020年度の寿命は77歳（男性74.2歳・女性79.9歳）。医療だって進んでいるのになぜ最低？

気になったので調べてみました。

NCHS(National Center for Health Statistics） の Data Visualization Gallery という以下のサイトに2020 年度の州ごとの寿命データがあります。

https://www.cdc.gov/nchs/data-visualization/state-life-expectancy/index_2020.htm

このインタラクティブなアメリカ合衆国の地図は、2020年における州別および性別の推定「出生時平均寿命」を示しています。カンタンにいじって数値がでてくるので州ごとの男女別の寿命など自分で調べてみてください。

べスト＆ワーストの男女総合ランキング

ベスト＆ワーストの男女総合ランキングは、こうなっています。

ワースト５は、
１．ミシシッピ　71.9歳
２．ウエストバージニア　72.8歳
３．ルイジアナ　73.1歳
４．アラバマ　73.2歳
５．ケンタッキー　73.5歳

寿命が高いベスト５は、
１．ハワイ　80.7歳
２．ワシントン　79.2歳
３．ミネソタ   79.1歳
４．カリフォルニア　79歳
マサチューセツ　79歳
ニューハンプシャー 79歳

男女別のワースト５のランキングは、男女総合と同じですが男女の寿命の違いが目立ちます。

１．ミシシッピ　男 68.6歳・女 75.2歳
２．ウエストバージニア　男 69.88歳・女 76.1歳
３．ルイジアナ　男 69.91歳　女 76.4歳
４．アラバマ　男 70.1歳　女 76.4歳
５．ケンタッキー　男 70.65歳　女 76.5歳

男女ともベスト寿命は、ハワイでした。
男 77.6歳・女 83.8歳

2位は、男がワシントン 76.9歳　女がカリフォルニア 82歳
3位は、男がミネソタ 76.8歳　女がワシントン 81.6歳
4位は、男がユタ　76.7歳　女がマサチューセツ　81.5歳
5位は、男女ともニューハンプシャーで、男　76.5歳　女が81.5歳

となっています。

2020年度日本の男女別平均寿命のワーストは？

ちなみに2020年度日本の男女別平均寿命のワースト３は、以下。

男性
青森県：約79.27歳
岩手県：約80.25歳
秋田県：約80.42歳

女性
青森県：約85.93歳
秋田県：約86.61歳
岩手県：約86.74歳

アメリカの平均寿命をどう見る？

日本では過疎化が進む寒冷地の寿命が短くなっていますが、アメリカの結果を、全米マップで見ると、南部の州の寿命が短いことがわかります。日本と違いアメリカの平均寿命の要因は、若年層の死亡率の高さにあります。

NCHSによると、非ヒスパニック系の黒人アメリカ人、低所得層、および教育水準の低い人々の間で、平均寿命の低さがより顕著だそうです。心臓病や癌が最も多い死因ですが、ドラッグやアルコールの過剰摂取、銃による暴力、交通事故など、本来は未然に防げる死因が州ごとの平均寿命に影響を与えているそうです。

つまり、アメリカの場合、平均寿命の短い州は身の安全に問題が生じる可能性が高いといえます。アメリカで生活することを考えるときには、チョイスがあるのならばどこを選ぶか、平均寿命を考慮して選ぶといいですね。

どこにいても自分のカラダの健康は、しっかり自分で管理して今日も元気に
Let’s Go Feisty!