Go Pink! 乳がん撲滅のためにできることを自分でしっかり考えましょう!

10/01/2018 BY Feisty No.1

つよくあかるくたくましく生きるみなさまの心と体の糧となる情報を発信している Go Feisty! Change!今日は、乳がん撲滅のための活動についてお伝えします。

10月ー神無月(かんなづき)-October が始まりました。
ハロウイーンのデコレーションやオレンジ色のパンプキンが街に出回り、10月の色といえばオレンジ!と相場は決まっていますが、ピンクも頑張っています。最近は日本でも「ピンクリボン運動」として認知が広まっていますね。10月は、Breast Cancer Awarenss Month (乳がん啓蒙月間)で、乳がん撲滅のための活動のシンボルがピンクのリボンなのです。10月は、乳がん撲滅をスローガンに、世界中で乳がんに対する理解、予防対策を推し進める月なのです。

アメリカの10月は、あらゆるところがピンク化しています。

高校生アスリートが「乳がん撲滅のための活動をサポートします!」という意志表示にチームのユニフォームを今月だけピンクにしたり、プロフットボール選手たちもピンクの手袋をしたりソックスをはいたり、セレブリティ―がどんどんピンクを身に着けサポータになり、アメリカでは「ピンク=乳がん撲滅運動」と人々の意識に定着しています。そしてアメリカから世界へもこの「ピンクのリボン運動」が広がっていき日本でも知られるようになってきているのです。

カラフルなピンク色と共に「乳がん撲滅!」がこんなにメジャーに語られるようになったのには、
ある仲良し姉妹の悲しい別れがあったからとされています。

それは、1970年代後半のこと。
あるところに、仲の良かった姉妹が住んでいました。
姉スーザンは乳がんを患ってました。
余命いくばくもなかった姉に「わたし、乳がん撲滅のためならなんでもするわ」と妹は約束をしたのです。

姉スーザンは、36歳の若さで逝去。
妹ナンシーは、「乳がんなんてやっつけてやる!」と姉を奪った乳がんと戦うことをライフワークにすることを決意したのでした。

姉の死後すぐの1982年に姉の名を名乗った乳がん撲滅団体を設立。
それが今、世界一大きな乳がん専門団体となった、Susan G. Komen for Cureなのです。

アメリカでも”Breast Cancer”(乳がん)と口にするのもためらわれた80年代は、今日のように誰もがピンクを身に着け、乳がん撲滅を唱えてくれるような状況ではありませんでした。

人々の意識改革から始め、何もないところからコツコツと種をまき、人々を教育し、がんがんファンドレイジングをし、集まったお金でリサーチや教育をどんどんすすめていったのです。現在も「2026年までに乳がんの死亡率を半分にする!」と乳がん撲滅運動をリードしています。

がんがん、どんどん。
がんがん、どんどん。

あきらめずにそれをずーっと繰り返してきたから今があるのです。
「乳がん」をメジャーにし、堂々と戦える環境をつくり、戦いに勝つ武器を用意し、盛大なる応援団も用意した。お姉さんの時にはなかったものを世界中の女性たちのためにつくりあげてきました。つづけているのです。

すばらしい姉妹愛。
「負けてたまるか!」「やっつけてやる!」といったファイスティーな情熱。
あっぱれです。

姉との思い出を綴った本は、2010年に出版されニューヨークタイムス紙のベストセラーリストにも入りました。

“Promise Me” by Nancy G. Blinker

いまや、さまざまな企業が通年ピンクのリボンを使ったキャンペーンを実施しています。営利目的ではあれ、乳がん撲滅運動の存在が広まり、乳がんについて学ぶ機会が増え、乳がんにかかってしまった時に頼れる団体があると安心でき、そのうえ寄付金が増えていくのならば喜んで彼らのキャンペーンのお客さんになろうではありませんか!乳がん撲滅のメッセージをわたしたちも伝えていきましょう。Susan G. Komen for Cureでもオリジナルグッズ販売に力を入れています。販売価格の14%以上が、団体に寄付される仕組みになっていますのでピンクづくしになって協力するのもいいですね。

今を生きていられるわたしたちは、自分の命のありがたさ、ナンシーのようにひとりの女性の力が世界を動かす大きな動きになったことを実感し、何事にも負けず、自分の人生にチャレンジしていきましょう。

乳がんは以前は欧米人に多いとされていましたが、近年日本女性にも急増中。乳がんは、女性がんのトップであり、女性なら誰が患っても不思議ではない病気です。「わたしは大丈夫!」と目をそむけずに、ピンクに染まる10月にきちんと乳がんについての知識を高め、定期検診をきちんと受けましょう。

乳がん予防のために、自分ではじめるべきこと

まずが、健康的な生活を心がけましょう。
どの病にも繋がりそうな不摂生はしないこと。
飲酒、閉経後の肥満、身体活動度が低いことが乳がんの発生する危険性を高めるといいます。

忙しいからといって乳がんの予防を怠っていませんか?乳がん撲滅運動月間の10月には、日曜日に検診が受けられるような取り組みがすすんでいます。毎年10月の第3日曜日に設定されています。自分のため、愛する人のため、ぜひ検診へ!

2018年10月21日(日)に乳がん検査を受けられる全国医療施設一覧はこちらから

乳がんについてしっかりとした知識を持とう!

乳がんは、早期発見し、早期に適切な治療を施せば、良好な結果が期待できる病気だといわれています。わたしたちはいつでも手の中のスマホからありとあらゆる情報を吸収できる便利な時代に生きています。「知らなかった!」で人生を棒に振るようなことがないように、今からしっかりと乳がんについての知識を高めておきましょう。

日本の乳がん関連団体・イベント

認定NPO法人 J.POSH
“for the future generation” をスローガンに、認定NPO法人J.POSH日本乳がんピンクリボン運動は、月に1度の自己検診を推進し早期発見・治療を目指しています。日本でピンクリボン活動の最前線をいく団体です。「10月第3日曜日に全国どこでもマンモグラフィー検査が受診できる環境作り」に取り組んでいます。

ピンクリボンフェスティバル2018
日本対がん協会が2003年より日本各地で主催している「乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝える」ことを目的としたイベント。スマイルウオーク、シンポジウム、各種セミナーを開催しています。

この10月、ピンクを身にまとい、自分自身の健康管理の必要性を再認識し、行動にでましょう!検査!生活習慣改善!そして、ファイスティーに生きる決意を新たにしたいと思います。

Let’s Go Feisty!




Feisty No.1

つよく あかるく たくましく 大きくはみ出で生きることがモットーの大女。三度のメシも酒も好き。保護犬サポート・F1・ブロードウエイでミュージカル・アリス・ハッピーアワーらぶ。Go Feisty! 主催。

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