LGBTQ+のためのチャリティーショー・ Broadway Backwards
03/25/2023 BY Feisty No.1

つよくあかるくたくましく生きる人の心と体の糧となる情報を発信している GoFeisty 今日は、2023年3月13日にブロードウェイで開催された、LGBTQ+コミュニティー支援のためのチャリティーショー・ Broadway Backward についてお伝えします。
3年ぶりのブロードウェイ。コロナ禍休演していた劇場群も以前のようなきらびやかな賑わいを取り戻していてうれしくなった。今回の滞在は2泊だけ。2夜しかショーが見られない。それも1夜は”Dark” (休演)が多い月曜日・・・失敗したなあと思っていたら、ブロードウェイで仕事をしている友人が、ブロードウェイのスターが集まるチャリティーショーがあることを教えてくれた。”Dark” な夜だからこそ日頃各劇場で活躍している演者が集合できるのだ。これはラッキー。さっそくチケットを手に入れた。
現在「アラジン」が上演されている New Amsterdam Theater で開催された “Broadway Backwards” 。 入場時にもらったPLAYBILL (上記)には、Produced by
BROADWAY CARES/EQUITY FIGHTS AIDS 除: とある。広くHIV/AIDSに苦しむ人々を助けること、ニューヨークのエンターテインメント業界に関わる人々の健康的生活を支援するNPOだ。さまざまなイベントを開催していて、このBroadway Backwards は、同団体とNYのLGBTQ+コミュニティーのハブとなっているThe Center のためのファンドレイジングを目的としている。そして、LGBTQ+ コミュニティーの祝いの場として盛り上がる。
チケットは、ひとり$100以上と設定されている。$100を超える額は、寄付扱いになり税金控除になる。大口寄付をした人々だけが座れる前方の席はもちろん、満員御礼の盛況ぶりだった。観客席には、ブロードウェイを愛する人々がブロードウェイ・コミュニティーのために集い、ステージには、自分たちの仲間の生活向上のために協力する演者たちが集った。
わたしの席は$100なのでステージから遠かった・・・。
ホストは、Jen Colella
ハスキーボイスのクールな役者。映画や舞台で活躍をしている。彼女自身もLGBTQ+の一員だ。
日頃異なるステージで世界中からの観客を魅了している67人の演者たちが、次々と登場。: 中でも圧巻だったのは、レミゼラブルの名曲 “One Day More” をアレンジしたシーン。ワシントンDCでの平等を訴えるマーチに参加するという設定で力強いパフォーマンスを見せてくれた。
そのほかにも、ブロードウェイのスターたちが続々と登場。大喝采の中、楽しい夜が過ぎていった。
ブロードウェイ・コミュニティーの結束力・愛を感じる夜。Broadway Backwards は、2006年にニューヨークのLGBTQ コミュニティーセンターでスタートし、今年で第17回目。 2023年度のショーでは、$765,069 が集まった。
1年に1度のスペシャルショーを見逃しても支援はできる。WEBサイトでは常に寄付を募っていて、全米のHIV/AIDS・COVID-19などの命に係わる病気の治療のために使われる。
こうやって大々的にLGBTQ+の支援ができてしまうブロードウェイは立派だ。大企業もスポンサーになっていて、LGBTQ+ を支援しようとするアメリカ社会の本気度を感じた。ビジネスで成功したLGBTQ+の人々もコミュニティーのために高額の寄付をしている。日本でも、こういうのできないかなあ?
カミングアウトができないセレブもたくさんいると思うけど、カミングアウトしなくてもいいから、自分たちの名声を利用して、日本の社会を変えていくムーブメントを始めないかなあ。わたしには富も名声もないけれど、性別も性癖も肌の色も関係なくつよくあかるくたくましく生きているひとたちのためにできることをやっていこうと思います。
さあ、みなさんも今日も元気に Let’s Go Feisty!
Broadway Backwards 2023 Official site
Feisty No.1
つよく あかるく たくましく 大きくはみ出で生きることがモットーの大女。趣味は、食べること・飲むこと・保護犬サポート・F1・ブロードウエイでミュージカルを見ること。Go Feisty! 主催。